なすの産地と生産量
ナスの産地と生産量(世界)
世界のナスの生産地を見てみると、1位は中国の135万トンです。
その次に日本です。
日本は年間約70万トンを生産しています。
3位がトルコの60万トン、4位がイタリアの35万トン、5位はエジプトの約30万トンで6位はシリアの約15万トン。
7位から10位はほぼ横ばいでイラク、スペイン、フィリピン、ギリシャで、約10万トンから12万トンです。
9割のナスがアジアで生産されているわけですが、残りはアフリカとヨーロッパで半分ずつくらい作られています。
生産量1位の中国では、最も古くから重要野菜として取り扱われてきました。
水分が多く含まれ味が淡白なところが、逆に味が染み込みやすく調理がしやすい条件となっています。
中国では蒸し焼き、油で揚げるなどの料理が親しまれています。
中国では日本のようにナスを漬物には使用しなことから、肉質がよく締まっている丸型で大きなものが好まれます。
また、中国南部では他長ナスという品種が多く見られます。
日本のように卵型でちいさいものはあまりありません。
その他、ナスの発祥地であるインドでは、カレーにしたり油で揚げるなどの料理が好まれています。
ナスは耐暑性が比較的強いために、インドや熱帯アジア地方で重要野菜として取り扱われているのです。
アジアで親しまれているナスも欧米での栽培はとても少ないのです。
とくにアメリカなどはトマトの栽培量の約80分の1しか栽培されていません。
ナスの産地と生産量(日本)
日本は、山地が多くて南北に長い国です。古くから、地形や気候の変化に合わせて野菜作りが行われてきました。
ナスで言えば栽培がさかんな県は高知県で、年間約4万トン栽培されています。
2位が熊本県の約3万トン、3位は福岡県の約2・8万トン、以下群馬県2・5万トン、茨城県の2.0万トンと続きます。
ナスの種類は全部でおおよそ70品種もあります。
これは地方種といって、その地域に根付いた個性的な品種のことです。
しかし、現在ではほとんどが病気に強くて、調理しやすい形の中長ナスが売られています。
生産量を見てみても、ニンジンやタマネギは北海道が生産量1位ですが、その数もニンジン20万トン、タマネギ60万トンと、ナスに比べて非常に多いことがわかります。
生産量1位は高知県でしたが、ナスはそれぞれの地方に昔から根付いて、品種も栽培方法も変化してきました。
北は北海道から南は宮崎県まで、その地方その地方で形も大きさも色も違います。
よくスーパーでみかけるナスは「長卵形ナス」と言い、長ナスと卵型ナスのちょうど中間くらいの大きさです。
暖かくても寒くても作れることから、日本中で栽培されています。
そのせいか、日本にはナスにまつわることわざが、たくさんあります。